安川電機 多用途適用型ロボット 動作範囲さらに拡大

ラインアップ拡充 ロングリーチ可搬質量12kg

安川電機は、2016年度から新たに展開している『多用途適用型ロボットGPシリーズ』の新しいラインアップとして、最大リーチを2010ミリに拡大した「MOTOMAN-GP25-12(可搬質量12キロ)」を、9月21日から発売する。

新製品は、5月に発売した「MOTOMAN-GP25(最大リーチ1730ミリ)」のロングリーチタイプで、最大リーチを2010ミリに拡大。動作範囲がさらに広がったことで、部品の搬送、組み立て、シーリング、ロードアンロード、研磨、アーク溶接等のさまざまな分野の自動化において、動作範囲の拡大を実現する。

形状は、従来機種でも好評だった「中空アーム」を採用。センサケーブルやエア配管をアーム内に収納可能なため、周辺設備とのケーブル干渉を気にせず使用できる。

動作速度の高速化や、外乱に強い構造・耐環境デザイン、断線時にはプログラミングペンダント上で異常箇所を瞬時に表示するなどメンテナンス性に優れている点も、従来機種そのままの高性能を保持。

また、他のGPシリーズモデルと同様に、新たな制御方式を採用した世界各地で異なる電圧や安全規格にも対応できる新型コントローラ「YRC1000」と組み合わせて使用することで、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能となっている。

同社では、今後も多用途適用型ロボット(GPシリーズ)を、順次ラインアップを拡充していくとしている。

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