ワコムは、盤設計に最適なCADソリューション「ECAD」の最新バージョンとして、「ECAD DCX 2018シリーズ」を9月末に発売する。
新製品は、さまざまな産業機械や生産設備の制御装置、および配電盤・分電盤・キュービクルなどの受配電設備向けの効率的なデータベース型CADで、データベース構築にリソースを割くことができない企業でも導入できるように、リソースを追加しなくても通常のCAD運用とデータベース構築を並行できる機能を強化した。
従来の非データベース型CADと同様、部品データベースに依存せずに回路図などの図面や部品表などの帳票を作成できることに加え、作成した図面から部品情報を取り込んでデータベースを構築することができる。
また、これらの機能に加え、「ECAD dio」シリーズとの互換性および変換効率の向上、図面管理ソリューションの強化、3D連携ソリューションの対応、トレーニングや支援サービスの拡充を図り、初めて導入する企業から「ECAD dio」シリーズを使用している企業まで、その規模にかかわらず導入と運用が容易な電気設計CADソリューションを実現している。
ラインアップは、設計業務をミスなく効率的に進めることができるスタンダード版「ECAD DCX Standard 2018」、配線測長機能を追加して設計以外の業務にも活用できるプロフェッショナル版「ECAD DCX Professional 2018」、仕向け先ごとの仕様違いを管理できるバリエーション機能を加え、全ての機能を搭載しているプレミアム版の「ECAD DCX Premium 2018」がある。