ベッコフオートメーション(横浜市西区)は、「ベッコフ テクノロジーズ デイズ 2017」を、横浜(9月11日)と名古屋(9月14日)で開催し、合わせて240人が参加した。
同社の製品と人脈を公開し、これからのものづくりへのヒントを提供しようと企画したこの催しは、製品・事例紹介と、座談会で構成。
冒頭、ベッコフオートメーションの川野俊充社長が同社の概要を紹介し、「当社の事業目標は『究極の制御システムを創り上げる』ことである。PC制御アーキテクチャTwinCATなどを、ネットワークのEtherCATにつないで実現したい」と述べた。
その後、同社のTwinCAT、IPC、Motion、I/O、Safetyの製品群と、EtherCATの概要を紹介した。
事例紹介では、駿河精機の丸井武社長が「深層学習を活用した良品判定の自動化と加工条件最適化」のテーマで講演。ヒトとAIが協調した加工条件の最適化や、「和ノベーション」への展開などについて解説した。
座談会は川野氏がモデレータになって、「当事者・関係者が語る『AI現場力』」をテーマに、エクサインインテリジェンス浅谷学嗣氏、由紀精密大坪正人氏、エクシヴィ近藤義人氏、デンソーウェーブ澤田洋祐氏、コアコンセプトテクノロジー田口紀成氏、ローランドベルガー長島聡氏、駿河精機丸井氏がパネリストで行った。
AIに対する可能性、期待などを各方面でユニークに発信している当事者の集結と発言で会場は大きな盛り上がりを見せていた。