【日本国内】
▼キヤノン
宮崎キヤノンは、宮崎県児湯郡にデジタルカメラの新たな生産拠点を設立。同じ九州にある大分キヤノン、長崎キヤノンとも連携し、最適な生産体制を構築していく。
敷地面積は約27万平方メートル、延床面積約5万4900平方メートル、投資額は約230億円。操業開始は19年8月の予定。
▼瀬涯機工
食鳥処理機械や半導体製造機械の部品製造、組立等における大幅な受注増に対応するため、鹿児島県出水市の本社敷地内に第3棟工場を増設する。
用地面積は895平方メートル、建築面積は783平方メートル。投資予定額は1億円、生産計画は年間5000万円で、新規雇用予定者数は5人。稼働開始は12月の予定。
▼三井ハイテック
環境対応車向け駆動・発電用モーターコアの需要の増加に対応するため、生産能力の増強を目的に、岐阜県可児市に新工場を建設する。
敷地面積は約7万平方メートル、工場面積は約1万2000平方メートル、初期投資額は70億円(土地、建物及び附属設備、機械設備等)。
着工は11月、竣工は18年9月、量産開始は19年2月の予定。
【海外】
▼シチズンマシナリー
タイとベトナムにある製造拠点を増床し、板金塗装と自動旋盤の土台部分などに使用する鋳物の生産能力を拡大する。
タイ新工場棟は、増床面積は1925平方メートル(増床後の総延床面積は1万8550平方メートル)、投資額は総額約3億円。塗装能力を現状の月産50台から150台の3倍に拡大し、加工エリア、組み立てエリアなども最適な配置転換を行うなど、工場全体のレイアウトの見直しも実施する。
ベトナム新工場棟は、増床面積は2416平方メートル(増床後の総延床面積は8816平方メートル)、投資額は総額約1億5000万円。工場拡張に加え、作業効率向上を図り、鋳物の生産能力を現状の月産350トン から450トン へ約3割向上する。また、増床工場に食堂・更衣室を新設し、労働環境の改善にも取り組む。
両工場とも年内に着工し、竣工は18年春、稼働開始は同年夏を予定。
▼大日精化工業
子会社の米・Hi-Tech Colorが生産設備増設・更新工事を開始した。
近年の米国自動車市場拡大に伴い、内装部材などの需要が拡大するなか、分散加工設備の更新による合理化及び品質向上と、ウレタン樹脂の合成から最終製品までの一貫生産体制を構築し、生産能力だけでなく、製品分野の拡充につながる設備導入を行う。稼働開始は18年半ばの予定。