富士通は、米・VMwareとのグローバルにおけるクラウド分野の協業を拡大する。同社は2018年から、VMwareのクラウドソリューションをクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」(以下K5)上からグローバル展開するとともに、クラウド基盤プラットフォーム「VMware Cloud Foundation」を含むクラウドサービスとして拡大していく。
次世代のクラウド基盤である同プラットフォームは、コンピューティング、ストレージ、ネットワークおよびセキュリティによって構成。組み込み型のライフサイクル管理自動化ソリューションにより容易な運用が可能で、既存のアプリケーション、クラウドネイティブのアプリケーションの双方に対応する。
これにより、オンプレミスでVMwareのソフトウェアを運用しているユーザーは、システム環境の変更に伴うリスクを抑えながら、「K5」のクラウドサービスを中核とする最適なハイブリッド環境を実現できる。また、「OpenStack」ベースのIaaSや「Cloud Foundry」ベースのPaaS、IoT基盤、AIサービス基盤など、より多彩な「K5」サービスラインナップを利用できるようになる。
さらに、同社はVMwareの仮想化技術を活用したユーザーのシステム環境検証から、システムの「K5」への移行までを総合的にサポートするサービスを提供。加えて、プライベートクラウドシステム向け垂直統合型仮想化クラウド基盤「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX」とVMware仮想化技術を組み合わせることで、オンプレミスとクラウドをシームレスにつないだハイブリッド環境を迅速に実現することが可能になるとしている。