アズビルは、研究・開発拠点がある神奈川県藤沢市の藤沢テクノセンターで、地元中学生を対象とした理科実験教室を8月4日開催した。この催しは、地元企業の仕事を体験できるイベントとして、同市産業労働課との共同企画。
中学生向け理科実験教室(通称「azbilジュニア実験教室」)は、同社のコア事業である「計測と制御」の技術を、社員自らが子供たちにわかりやすく伝えることで、理科を好きになる機会の提供を目指した、新たな社会貢献活動の一つ。
当日は、「理工チャレンジ(リコチャレ)」(理工系分野に興味がある女子学生の進路選択を応援する、内閣府中心で行われている取り組み)で参加した中学生2人を含む計16人が、簡単なプログラミングを用いた温度制御の実験教室を実施。若手技術系社員によるきめ細やかな指導で、身近な例で計測と制御を学びながら、参加者一人ひとりが直接機器に触れたり、プログラミングに挑戦したりするなど、温度を自由に制御する実験を行った。
参加者からは、「プログラミングを工夫することで自分の思うように温度をコントロールできておもしろかった」「自動で温度調整ができる空調システムについてもっと学んでみたい」などの反響があり、見学した地元中学校の理科教諭からも「参加した子供たちが喜んでおり、非常に良い実験教室だった」と高い評価を得ている。