電気・制御機器商社のスズデンは、通信販売サイトへの商品情報提供作業を削減するために、データ・アプリケーション(DAL、武田好修社長)のデータハンドリング プラットフォーム「RACCOON(ラクーン)」を採用し、運用を開始した。
スズデンは、FA機器・電設資材・電子機器・情報通信機器など26万点を自社のネット通販サイト「FA Ubon」で販売するほか、標準在庫品約2万点を、2009 年から大手通販サイト3社(Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazon) にも順次出店し、販売チャネルを拡大している。
一方で、各通販サイトへの商品情報提供業務は、午後5時の入荷締め時間後に、基幹システムの商品マスターから標準在庫データをダウンロードし、通販サイトごとに商品コードを変換して、各サイトへ送る必要があり、専任担当者でも毎日2時間を要することから、1日1回の情報更新が限界となっている。
通販サイトは、在庫や価格情報が重要であることから、タイムラグのない正確な情報提供が大きなポイントとなっている。
RACCOONは、この情報更新作業を完全自動で行えることから、作業時間が2分と大幅に短縮できる。このため、情報更新も1日4回(午前8時30分、午前11時30分、午後5時30分、午前0時)に増やすことが可能になり、情報精度の向上と予定通りの納品実現につながる。