ミマキエンジニアリングは、伊・モンティアントニオ社製の昇華転写プレス機「Mod.180T」の国内販売を9月20日から開始した。販売価格は398万円。年間30台を販売予定。
「Mod.180T」は、低価格帯のエントリーモデルでありながら、1800ミリのシリンダー幅を有し、最大1600ミリまでの生地への転写が可能。国内で多く用いられる1300ミリ~1600ミリ幅の転写紙にも対応している。
また、テーブルがあることでロールと端材、どちらのメディアにも転写可能なハイブリッドモデルで、転写後に生地をカットするのに比べ、生産性が上がるだけでなく、生地の無駄を抑えることができる。
さらに、シリンダーには真空密閉したオイルヒーターを採用し、転写時に生地と転写紙に奪われる熱を素早く回復し、温度誤差を±1℃にすることで色ムラを抑える「ヒーティングシステム」(特許)を内蔵している。
同社は2014年からモンティアントニオ社製昇華転写機の取り扱いを開始し、同社の昇華転写プリンタ、水性昇華インク、転写紙と組み合わせたトータルソリューションを提案している。