ベッコフオートメーションはドイツに本社を持つFA制御機器メーカーとして、産業用PC、ⅠOモジュール、モーション機器などを用いたEtherCATの制御システムを提供している。
EtherCATは高いリアルタイム性が特徴の通信方式で、近年のFA制御においてリアルタイム性不可欠な要素となっている。同社のソフトウエアPLC「TwinCAT」を使えば、WindowsOSでEtherCATを用いたリアルタイム制御が可能になる。
新製品のIPC「C6015」は、これまで培ったIPCのノウハウを業界最小クラスのコンパクトなサイズに凝縮した。手のひらに収まるサイズでありながら最大4コアの高性能CPUを搭載し、IPCの特徴である耐振動、耐衝撃などの高い堅牢性も備えている。
TwinCATを使えばPLCやNCだけでなくロボットの制御も可能で、この小さいサイズを生かして既存の装置の空いたスペースに設置し、センサー類の情報をクラウドへ集約するIoTゲートウェイとしての利用もできる。同社はデータの収集、分析、クラウド通信に対応するTwinCATの新しい機能の製品を今後もそろえていく。