三菱電機は、中国のFA機器生産会社である三菱電機自動化機器製造(常熟)の第2工場を2倍に拡張し、中国でのFA機器事業の拡大を図る。
近年、中国では製造業における自動化・省力化に加え「中国製造2025」などの知能化・IoT化を進める国家プロジェクトや産業振興策による投資が活発化しており、FA機器需要も大きく拡大している。
今回の設備拡張は、今後も中国でのさらなる需要の増加が見込まれることから、FA機器の生産体制を強化するもの。また、同社が展示コーナーの設立を支援し「e-F@ctory」などを展示している「常熟グリーン智能製造技術イノベーションセンター」とともに、FA統合ソリューションを適用したモデル工場として、次世代ものづくりの活用事例を紹介し、中国での「e-F@ctory」導入拡大を目指す。
拡張面積は約1万500平方メートル(延床面積約2万1000平方メートル)、投資額は約30億円(建物・生産設備含む)。稼働開始は18年10月の予定。