アズビルは、ビルシステム事業における海外向けの空調制御弁のラインアップに「流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+(アクティバル・プラス)」の大口径モデル(口径125~150ミリ)を追加し、9月22日から発売した。
ACTIVALシリーズは、制御性・信頼性に優れた空調用電動二方弁で、年間約5万台の販売実績を有する。ACTIVAL+は、同シリーズの海外向け上位機種で、業界におけるデ・ファクト標準の通信プロトコルであるModbusに対応している。
東南アジアのオフィスビル、病院、ショッピングモールなどでは空調機の区画(ゾーニング)が広く、大容量の空調機が導入されるケースが多いことから、今回、大容量の空調機に対応可能な大口径モデルを追加し、空調用電動二方弁に圧力計測による流量演算機能を搭載。
これにより、空調用電動二方弁の前後差圧が変動しても各空調機の冷温水量を適正に制御することができ、快適性と省エネルギーを実現する。また、温度計測機能も搭載しているため、空調機ごとの使用熱量も把握することができる。
同社では、ACTIVAL+シリーズを東南アジアの大規模オフィスビル、病院、ショッピングモールなどを中心に積極的に販売し、初年度1億円の売り上げを目指す。