内外電機(大阪市中央区)丹羽一郎社長の藍綬褒章受章祝賀会が、帝国ホテル大阪で10月6日開かれ、約90人が出席した。
今回の受章は、永年にわたり配電盤業界の発展に貢献したことが評価された。丹羽社長は、2012年5月から4年間、日本配電制御システム工業会(JSIA)の会長を務めたことから、JSIAの宇賀神清孝会長と同関西支部寺田哲也支部長が発起人となって開催した。
祝賀会には、JSIA本部役員と支部会員、及び仕入れ先関係者などが駆けつけた。
来賓として祝辞を寄せた経済産業省製造産業局産業機械課片岡隆一課長は「丹羽社長は1994年にJSIAの理事就任以来、22年間務められた。12年に会長に就任されてからは、前年に発生した東日本大震災に伴う自然災害に強い受配電事業確立や、PV(太陽光発電)の保守点検事業化などに先頭に立って取り組まれた」と功績を称えた。
丹羽社長は謝辞で「今回の受章はJSIA会員の皆さんの日頃の活動が評価されたものであり、会員を代表して私がいただいた。当社は1920年に創業したが、51年の9電力会社発足に伴い、屋外に設置する電力計用ボックスの製作をさせていただき、その後配電盤事業につながっている。これからも、ものづくりに携わりながら、少しずつ長続きする会社にしていきたい」と述べた。