サウスコ・ジャパン(大阪市此花区)は、電子錠ソリューションの新たなラインアップに、Bluetoothに対応し、スマートフォン、タブレットなどの携帯機器をユーザー認証および開錠に利用可能なワイヤレスコントローラ「EA-BT BLUETOOTHコントローラ」を追加した。
新製品は、クラウドベースのアクセス管理プラットフォーム「VIZpin」を用いて、ワイヤレス通信経由で各携帯機器に時限式の仮想認証キーを発行および管理を行う。携帯機器側は、「VIZpin」の無料アプリを使用。「VIZpin」ポータルはインターネットに接続されたあらゆるコンピューターからアクセス可能で、アクセス管理者はログイン後、アクセス権限を瞬時にユーザーに発行および解除することができる。
物理キーを用いたアクセス管理と異なり、電子的に遠隔でアクセス情報を迅速に発行および解除できることで、物理キーの紛失や再発行にかかる時間、リスクを軽減し、重要な情報や資産を守る。また、アクセスの監査証跡情報は、PCIデータセキュリティスタンダードなどの情報セキュリティに関する標準や法規制を満たす電子記録として活用することができる。
携帯機器の最大読み取り範囲は9メートル超で、簡単に設置・取り付けが可能。同社の電子錠ソリューション製品と併用することで、Bluetooth LEでのユーザーアクセス、ウェブポータルを経由した遠隔での認証情報管理や監査証跡管理など、より体系的かつ堅牢な物理アクセス制御が可能になる。