シマデンは、各種ディジタル調節計/プログラム調節計を販売しているが、調節計とサイリスタ式電力調整器をコンパクトに収めた卓上型の温度調節装置として、従来の単相タイプに加え、3相タイプの「DSTシリーズ」を開発、10月1日から販売を開始した。
卓上型温度調節装置は、オートチューニング機能付PID調節計とサイリスタ式電力調整器を一体化したことにより、電熱機器に接続するだけで、サイリスタによる電力制御とリップルのない調節が簡単に行える。今回業界初の大容量3相タイプ(最大負荷37kVAまで対応)を発売したことで、研究室・実験室やプロセス用など、用途がさらに広がる。
また、設定操作が赤外線通信で簡単にできる機種もそろえたほか、最大20パターンのプログラム制御が可能な機種もラインアップしている。
オプションとして、イベント接点出力、リモート設定出力、アナログ出力、RS-485/232C通信機能にも対応可能。
一方、ハイブリッド調節計「SRP30シリーズ」、モジュール型調節計「MCM57/MRM57シリーズ」も注力製品として拡販に取り組んでいる。