ファナック・PFN 放電加工機のAI機能開発

ファナックとPreferred Networks(東京都千代田区、PFN)は、ファナックのワイヤカット放電加工機「ロボカットα-CiBシリーズ」の加工精度を高めるAI熱変位補正機能を共同開発した。

今回開発したAI熱変位補正機能では、ワイヤカット放電加工機の温度変化による加工精度変動をAI(機械学習)技術を活用して予測・制御し、補正精度を従来機能比約30%改善。小型から大型のワークまで適用できる。オプション機能として提供され、11月から受注を開始する。

またロボドリル版の同機能も開発を進めており、近日提供を開始する予定。PFN西川徹CEOは「今回、製造業で重要な課題の一つである、制御パラメータの最適化に対して、機械学習技術の活用が有効であることを示すことができた。今後も機械学習・深層学習の技術を応用して、工作機械やロボットの知能化に貢献していく」と話している。

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