安川電機は、機械学習コンサルティングや人工知能アルゴリズムの開発を行うベンチャー企業、クロスコンパス(東京都千代田区)と資本提携する。
クロスコンパスは、人工知能に特化したベンチャー企業として2015年に設立。17年6月にはAI(人工知能)モジュールを簡単に生成し現場で活用することができるプラットフォーム「Manufacturing-IX(M-IX)」を開発した。
M-IXは、製造業向けAI統合開発環境で、M-IXを活用することで、製造現場で得られる装置データからAIを容易に生成でき、異常検知・予知保全等、製造業で必要とされる機能を運用することが可能になる。
M-IXで生成したAIを製造装置側にあるPLCや産業PC、および組み込みマイコン機器へ組み込むためのソフトウエアとして提供することで、リアルタイム性が高い「正常・異常を判断する推論機能」を容易に実現することができる。
安川電機は、新たに提唱したソリューションコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」におけるデジタルデータソリューション提供に向けて、自社のコア技術の進化とオープンイノベーションとの融合によって実現を進めており、今回の提携はその一環となる。