オムロンは、画像センシング技術に時系列ディープラーニング技術を組み合わせて安全運転に適した状態かを判定する「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した車載センサを進化させ、世界初の「ドライバー見守り車載センサー」を開発した。
今回の開発では、認識の精度が大幅に向上し、マスクやサングラスの着用でドライバーの顔が隠れている状態でも、目の開閉や視線、顔の向きを判断できるようになった。さらに、現場課題を網羅した実走行データベースを拡充。「ドライバーが運転に集中できている状況か否か」を見極めるための三つの指標を同時に判断することを可能にした。
具体的には、①ドライバーが運行の状況を注視しているかを、目の開閉状態や視線の方向から「注視している/していない」の2段階で判断 ②ドライバーが運転に復帰できる状態かを、ドライバーが何をしているかなどから「運転の準備ができている/短時間で運転に復帰できる/運転に復帰するまで時間がかかる」の3段階で判断 ③ドライバーが運転席に座っている状態かを「運転席に座っている/座っていない」 の2段階で判断する。