日本配線資材工業会(JWAA、松本年生会長)は、「世界最強!日本の中小企業の魅力にせまる」と題して講演会を、東京・中野サンプラザで10月26日開催し、約45人が参加した。
講師は、政策研究大学院大学橋本久義名誉教授。
橋本氏は、通産省(現経済産業省)に入省後、世界3250社以上の中小企業の現場を訪問し、中小企業の活性化へのアドバイスを行っている。
講演では、米・トランプ政権、中国・習政権を中心に世界の政治経済の現状を報告しながら「日本の鉱工業生産がほとんど減っていないのは、日本が世界中から需要を集めてきたからで、その傾向は今後ますます強まる」と強調。また、「日本は自動車・部品王国であり、今後電気自動車になっても、自動車部品の仕事はほとんど減らない」と今後への展望を語った。
さらに、今まで訪問してきた中小企業の中から特徴的な会社を一文字で表現し、その経営哲学を紹介した。
JWAAの会員には物づくりに携わる中小企業が多いことから、今後への勇気づけにつながった。