アズビルは、計測自動制御学会(SICE)の学会賞において、オンライン異常予兆検知システム「BiG EYES」(ビックアイ)で「技術賞」を、「ビル向けクラウドサービス」で「新製品開発賞」を受賞した。
「BiG EYES」は、製造現場の操業ビッグデータを活用し、プラントなどで稼働する設備の正常時の振る舞いをFNN(Fuzzified Neural Networks)に学習させ、プロセスや設備の異常予兆を早期に発見するオンライン異常予兆検知システム。ニューラルネットワークの適用例としてのオリジナリティや、今後の産業界におけるさまざまな応用や発展に貢献すると期待される。
「ビル向けクラウドサービス」は、建物内に設置したBAシステムとクラウドセンターを専用回線で接続し、建物ごとのエネルギー使用量、建物設備に関する管理情報や運用データを一元管理するサービス。ユーザーはPC、タブレット、スマートフォンで任意の場所・時間帯で、インターネット経由でアクセスできる。また、複数の建物のエネルギー使用状況を一画面で比較でき、所有する建物のエネルギー使用量や原単位が大きな建物・設備を確認し、省エネルギーに役立つ。