IT/世界最先端の技術・製品・サービスを一堂に集め、出展企業とユーザーとの新たなビジネス機会を創出するIT専門展「Japan IT Week 秋 2017」(主催=リードエグジビションジャパン)が、8日~10日までの3日間、幕張メッセ(4~7ホール)で開催される。開場時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。入場料5000円、招待券持参者は無料。会期中は5万人の来場が見込まれる。
初出展210社含む640社 10の専門展で構成
同展示会は「第8回クラウドコンピューティング EXPO〔秋〕」「第7回情報セキュリティ EXPO〔秋〕」「第7回Web&デジタル マーケティング EXPO〔秋〕」「第7回モバイル活用展〔秋〕」「第6回データセンター展〔秋〕」「第6回ビッグデータ活用展〔秋〕」「第5回通販ソリューション展〔秋〕」「第3回IoT/M2M展〔秋〕」「第1回店舗ITソリューション展〔秋〕」「第1回AI・業務自動化展〔秋〕」の10の専門展で構成。
今回は初出展210社を含む640社が出展。「店舗ITソリューション展〔秋〕」「AI・業務自動化展〔秋〕」は、今回が初の開催となっている。
「第8回クラウドコンピューティング EXPO〔秋〕」は、クラウドコンピューティングに関する製品・サービスが一堂に会する専門展で、出展対象はプラットフォーム、ERP、グループウェア、営業支援、ストレージ・サーバーなどを扱うメーカー、システムインテグレータ等。今回は、出展製品・技術のなかでも注目度の高い、クラウドを活用した「働き方改革」に貢献する最先端技術が多数紹介される。
「第7回情報セキュリティ EXPO〔秋〕」は、情報セキュリティ対策のあらゆる製品を集結した専門展。標的型攻撃対策、情報漏えい対策、IT資産管理、マイナンバー、漏えい対策、モバイルセキュリティなどの新技術・サービスを展示する。各企業の情報システム部門、経営・経営企画部門、監査部門、リスク・セキュリティ管理部門の責任者ならびに担当者が多数来場し、出展企業と活発な商談を行う。
「第7回Web&デジタル マーケティング EXPO〔秋〕」は、Web・デジタル マーケティングに関するソリューションを集めた専門展。マーケティングオートメーション、SNS活用、SEO・サイト構築、アドテク・動画広告、訪日客・インバウンド支援などの製品・サービスを展示する。
「第7回モバイル活用展〔秋〕」は、スマートフォンやモバイルに関するあらゆるソリューション・サービスを紹介する専門展。モバイル業務支援(営業支援、保守・点検、店舗管理)、ワークスタイル変革、アプリ開発、FinTech/決済などを扱うメーカー、システムインテグレータ等が出展する。
「第6回データセンター展〔秋〕」は、サーバ、ラック、UPSといったデータセンターファシリティ、ネットワーク機器など、データセンター構築、運用に関わるソリューションを参集した専門展。同展の最大の特徴は、「予算20億円でデータセンターを構築したい」といった、大型の案件を持ったユーザーが、毎回、日本全国から多数来場している点で、ほとんどの出展社は大型の実機をブースに展示し、デモを交えて商談を行っている。
「第6回ビッグデータ活用展〔秋〕」は、近年関心が高まっている「ビッグデータ」の基盤技術から活用ソリューションまで、あらゆる製品・サービスを結集した専門展で、BI/DWH、マイニング、分析サービス、AI、活用ソリューションなどを展示する。
「第5回通販ソリューション展〔秋〕」は、通販事業をサポートするあらゆるシステムやサービスを集めた専門展。ECサイト構築・集客、ネットショップ支援、越境EC、物流・発送代行、オムニチャネルなどを展示する。通販・EC事業者やネットショップ、小売店・アパレル、メーカーなどの経営者・EC部門・物流部門・マーケティング部門の責任者ならびに担当者が多数来場する。
「第3回IoT/M2M展〔秋〕」は、IoT/M2Mシステムを構築するために必要な、あらゆる製品・サービスを集結した専門展で、ヘルスケアから既存の設備をIoT化する製品、ものづくり現場を最適化するためのソリューションなど、最新のテクノロジーが一堂に会している。
出展対象は遠隔監視、位置情報管理、生産管理、プラットフォーム、通信モジュールなど。既存の設備やインフラを生かした段階的なIoTの導入提案からAI技術やロボット、ARを活用したソリューションまで、さまざまな最先端技術を目の当たりにできる。
「第1回店舗ITソリューション展〔秋〕」は、店舗のIT化に関する製品・サービスを集めた専門展で、店舗運営・集客ソリューション、オムニチャネル、POSシステム、決済・予約システムなどを展示する。4月に行われた「Japan IT Week 春」に続き、秋にも開催が決定した同展は、店舗向けITの専門展として小売業や飲食業、サービス業をはじめとするユーザーから大きな期待を寄せられており、今回も大盛況となることが確実となっている。
「第1回AI・業務自動化展〔秋〕」は、飛躍的に関心が高まっているAI技術に特化した専門展で、IT業界の強い要望により、開催が急きょ決定した。
出展対象はAI、ディープラーニング支援、RPA(Robotic Process Automation)・業務代行ロボット、チャットボット、業務自動化、GPU・開発用HWなど。品質を維持したまま業務に必要な時間を大幅に削減できるRPAや、人間の代わりにコミュニケーションを自動で行ってくれるチャットボットなど、業務の効率化とコスト削減、さらには売り上げの向上などにつながるソリューションが多数披露される。
グーグル・クラウド日本代表など 業界トップによる講演も
会期中は、業界トップによる講演や専門セミナー、出展社による製品・技術PRセミナーが連日開催される。
8日の基調講演では、グーグル・クラウド・ジャパン 阿部伸一日本代表およびNTTデータ執行役員・ビジネスソリューション事業本部 佐々木裕本部長が登壇。AIを活用したビジネスの最前線について事例を交えて語る。
10日は、「IoT/M2M展〔秋〕」の特別講演を3本実施。三菱電機、およびオークマがIoT活用について、ジェイテクトがスマートファクトリーについてそれぞれ講演する。
その他、専門セミナーでは、GEヘルスケア・ジャパン「工場デジタル化によるカイゼンの倍速化」、オムロン「IoT・センシングデータ流通の未来」、日本電気「工場におけるIoT×AIの利活用と導入におけるポイント」などが予定されている。