東芝インフラシステムズ(川崎市幸区)は、長期供給と長期保守、頑健性などの実績ある産業用コンピュータの特徴を継承しながら、高速処理・大容量化、機能性を強化した、スリム型産業用コンピュータ「FA2100T」シリーズを10月30日から発売した。
高いパフォーマンスを発揮
新製品は、第6世代Intel XeonプロセッサE3-1268L v5(2.4GHz/4コア)の採用により、従来機種に比べ処理能力が2倍以上向上。メインメモリの最新のDDR4 SDRAMは最大16GBまで搭載可能で、高いパフォーマンスを発揮する。また、シングルビットエラーの検出・訂正を行うECC機能を搭載しており、システムの安定稼働を支える。
フロントパネルにキーロック(オプション)を設けることにより、ストレージデバイスの物理的な盗難、USBポートからのデータの盗難、および電源スイッチやリセットボタンの不用意な操作を防止する構造を実現。さらに、本体の盗難防止や内部へのアクセス遮断のため、本体ロック金具やワイヤーロックを取り付けるためのセキュリティスロットも標準搭載している。
産業システムで必要なRS-232Cインタフェースを2ポート、拡張スロットについてもPCIe(2スロット)に加え、PCI(1スロット)を標準搭載。OSは最新のWindows10 IoT EnterpriseとともにWindows7にも対応しているため、既存のハードウェア資産の有効活用、ソフトウエア資産も含めた円滑なシステム移行が可能となっている。
その他、製品供給を2022年10月まで、保守サービスを29年10月(3年延長の有償オプション有)まで実施。長期安定供給・長期保守により、システムや装置への継続的な組み込みや段階的なシステム増設をサポートする。