東京都電機卸商業協同組合(TEP、藤木正則理事長)の組織委員会(花岡克己委員長)は、2019年に組合創立70周年(古希)を迎えることから、これまで組合を支えてきた先人たちの活動を回顧する意味から、活動に携わった有志による「パネルディスカッション」を、全国家電会館で11月2日開催、会員70人が出席した。
秋葉原の家電、総合卸、電子部品の商社で構成されてきたTEPであるが、現在は部品商社中心の活動となっている。
冒頭、藤木理事長が「TEPの歴史イコール、秋葉原の歴史であり、設立70周年を前にこれを振り返ることは、今後の活動のヒントにもなると思う」とあいさつした。
パネルディスカッションは、メトロ電気藤巻伴英会長、大和無線電機堀内覚社長、田中無線電機小池一義社長、中央商事岩田善行会長の4氏をパネラーに、花岡委員長をコーディネータに進められた。
70年間の中での懐かしい写真や8ミリフィルム、テレビや映画のシーンなども披露された。
1945年の終戦後の焼け野原の中から、電気の普及に合わせて販売する製品を変えながら発展してきた秋葉原であるが、ほとんどの会員がこの中で苦労しながら厳しい時代を乗り越えてきた。
現在、ネット販売が進展する中で、秋葉原も新たな展開が求められているが、日本の電子技術の優位性は依然世界で高く評価をされており、商社も果たす役割も大きい。
TEPでは青年部会を活動で次世代の事業承継を進めるとともに、秋葉原の存在をアピールする活動を強めていこうとしている。