コンテック(大阪市西淀川区)は、920MHz帯特定小電無線通信技術を採用し、1キロ先の信号入出力制御、センサー入力やアクチュエータ制御を可能にする無線通信機器を開発、パソコン計測制御「ワイヤレスI/Oシリーズ」として、11月20日から順次発売した。
新製品は、パソコンのLANポート(イーサネット通信)から920MHz無線通信に変換するゲートウェイ機器を親機として、各種I/O機能の子機を無線接続して使用。マルチホップ通信、AES暗号化データ通信により、広範囲で信頼性に優れた無線ネットワークを容易に構築できる。
25.2(W)×94.7(D)×124.8(H)ミリのコンパクト設計で設置場所を選ばないうえ、マイナス20℃~プラス60℃の周囲温度に対応。オプションの取り付けブラケットを使用することでDINレールへの設置が可能となっている。
また、同社HPから無料ダウンロードできるドライバソフトウエア(API関数)を使用して、Visual BasicやVisual C++などのプログラム言語でWindowsアプリケーションを作成することができる。
製品の価格、他の主な特徴は次のとおり。
▽イーサネットゲートウェイ「GW1-ETH-WQ」(3万5000円)▽絶縁型デジタル入出力ターミナル「DIO-0404LY-WQ」(3万2000円):フォトカプラ絶縁入力(電流シンク出力対応)/フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)おのおの4点を搭載、出力回路にサージ電圧保護のツェナーダイオードを内蔵、デジタルフィルタ機能搭載▽4chアナログ入力ターミナル「AI-1004LY-WQ」(3万5000円):10bitアナログ入力、4ch、バイポーラプラス10V、A/D変換速度10μ秒/ch。