イートン・エレクトリック・ジャパンは、配線コストを大幅に削減し、IoT化にも対応した新しい制御盤配線システムを提供する。
次世代の制御盤配線システム「SmartWire-DT」は、PLCと制御機器との1対1配線や、PLC I/Oインタフェースを不要とし、1本のフラットケーブルで全ての制御機器をデイジーチェーン接続、直接PLCに収容することで、配線時間やコストの大幅な削減を可能にしている。配線ミスの低減にもつながり、運用後のレイアウト変更や機器拡張にも柔軟に対応できる。
また、フラットケーブルには通信ラインを収容しており、接続された機器は、自動アドレス機能で素早く認識、高度なデータ通信により、IoT化にも対応する。設置後の確認試験や、運用時のトラブルシューティングが効率的に行えるだけでなく、詳細データのリアルタイム監視と診断により、異常を事前に察知し、システムのダウンタイムを低減すると共に、信頼性を向上する。
通信ラインはRS485で、最長600メートルまで、最大99台までの機器接続が可能。フィールドバス対応のゲートウェイを介することで、他メーカーのPLCとも接続ができる。