デンソーウェーブとデンソーは、人協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」を共同開発し、11月29日から販売を開始した。
同製品は、安全柵を必要としない人協働ロボットとして、本質安全と機能安全の両面から安全性を担保。挟み込みを防ぐユニークなアーム構造と、鋭利な部分がない外観に加え、6軸に内蔵したセンサーが速度とトルクを常に監視し、安全性を高めている。
コントローラ一体型で省配線、重量は約4キロと軽く、ダイレクトティーチングにも対応。どこでも持ち運んで、 素早くセットアップして直感的な操作によって短時間で作業を自動化できる。可搬重量は0.5キロで、簡単な組み付きや仕分け、 検査といった労働集約型の小さな作業を行うのに最適。急な生産品目の変更や増産対応などで人の手が足りなくなった時、隣に配置して仕事を手伝うなど、フレキシブルに生産ラインを構築することができる。
また、内蔵コントローラを開放し、制御用APIを公開しているので、クリエーターが自由な開発環境でオリジナルのアプリケーション開発ができる。世界中から自由なアイデアで可能性を広げ、新たな領域における自動化を進めたいとしている。
価格はオープンで、販売目標は2018年度で1000台としている。