シーメンスデジタルファクトリー事業本部は、モーション機能を強化したPLC「SIMATIC S7-1500T」を発売した。
従来、モーション制御の多くは、工作機械向けコントローラCNCを始めとする専用コントローラで行われているが、エンジニアリング操作や製品知識の習得に課題があった。同社は世界で使われているSIMATIC PLCのモーション機能を強化し、ユーザーの設計負担を小さくするタイプとしてS7-1500Tを開発した。
同製品は、従来アドオンだったモーション制御モジュール機能をCPUに標準搭載し、電子カム機能、絶対一を伴う同期制御にも対応している。テクノロジーオブジェクトとPLC準拠のファンクションブロックを使って簡単に軸移動ロジックを作成できる。ドライブ通信プロファイルPROFIdriveを使って簡単に通信設定ができ、ドライブの状態や制御プログラムの指令状態も確認できる診断機能も付きいている。
CPUタイプ別に6機種をラインアップ。価格は最安モデルで14万9000円から。