三菱電機は、液晶・半導体・自動車・電子部品などの製造現場に使われるビジョンセンサ「MELSENSORシリーズ」の新製品として、コグネックス(東京都文京区)と共同開発した「VS70」6機種と「VS80」9機種の計15機種を2018年1月から発売する。両社は生産現場で使用されるFAセンサ事業の拡大を目指して事業の連携強化を図っており、今回が第2弾製品となる。
新製品は、CC-Link IEフィールドネットワークBasicとiQSS(iQ Sensor Solution)機能を搭載。同社シーケンサや産業用ロボットなどのFA機器との高い接続性により、対象物の有無検査や傷検査、寸法測定、位置決め検査などの検査データ・画像転送が容易なため、トレーサビリティーシステムを簡単に構築できる。
高速・高精度な認識・識別を実現するコグネックスのアルゴリズム「PatMax RedLine」を採用し、パターンマッチングの処理時間を10分の1に短縮。生産性向上に貢献する。
豊富なオプションとコントローラ・照明一体型をラインアップしており、「VS70」は、レンズや照明など豊富なオプションにより、用途に合わせた測定および検査が可能。「VS80」は、手のひらサイズのコントローラ一体型は、狭い生産ラインにも設置可能で、また、ロボットハンド搭載時にも省スペース化・省配線化を実現する。