ミマキエンジニアリングは、オーストラリアのRimslow社から、デジタルテキスタイルプリント向け前後処理装置の製造販売に関する事業を11月30日付けで取得した。
Rimslow社は、デジタルプリント用前後処理装置のパイオニアとしてテキスタイルプリント業界では広く知られ、製品は社名(商標)とともに広く流通している。今回の事業取得は、同社からの事業承継の打診に対してミマキエンジニアリングが合意したもので、製品の設計・商標・デザイン等を取得する(既存顧客の保守サービスは含まず)。
また、同社の代表者と別途コンサルタント契約を締結し、製品の開発・製造に関する指導を受けてグループ内での生産体制を構築。中期的には、グループの販売チャネルを通じて同社製品をワールドワイドに展開することを想定している。
ミマキエンジニアリングは、デジタルプリンタに関して、すでに消費地と生産地の双方に対応できる製品群をフルラインアップで取り揃えているが、コーティング、蒸し、水洗等の前後処理工程に関する自生のノウハウはなかった。これにより、TA市場のトータルソリューションに対応できる稀有なデジタルプリンタメーカーとしての地位を築くことができるとしている。