河村電器産業(愛知県瀬戸市)は、データセンター内で煩雑になってしまうケーブルの問題を解決するハイブリッドラック「SKD」を発売した。
高密度化が進むデータセンターでは、電源ケーブル、ネットワークケーブルなどのケーブリングが煩雑になるという問題が生じていた。
今回のラックは、ケーブルマネジメントにより、大量に敷設されたケーブルを高次元で整理、保護できる。
また、かさばるケーブルの束を減らすことができ、機器の管理・メンテナンス作業を効率化し、放熱性能の向上にも結び付く。
ラック背面側の収納スペースを拡大、配線や機器搭載時にスペースをとっていたPDU(ラック用電源タップ)を両サイドにスッキリ取り付けできる。片側2列で最大4列のPDUが取り付け可能。
天井ケーブルマネジメント使用によるケーブルトラフ、パーテーションの取り付けで、ラック間を渡る電源ケーブルやネットワークケーブルの天井配線が行える。垂直・水平方向に張られたラック内のケーブルもきれいにまとめられる。
また、フレームの随所に捕縛穴が開いており、垂直方向、水平方向に伸びるケーブルを捕縛穴に通した結束バンドできれいに束ねて縛ることが可能。
兵庫県南部地震波の1.25倍(1000gal)の揺れに耐える堅牢構造を備え、搭載機器8000ワットの放熱試験をクリアしており放熱性も高い。
耐震荷重は850キログラム、許容荷重は1000キログラム。