マクニカ アルティマ カンパニー(横浜市港北区)は、エクスビジョン(東京都文京区)と代理店契約を締結。同社が開発した高速画像処理ソリューションの実行環境である高速ビジョン開発プラットフォーム「HSV SDK」を1月下旬から発売する。
同製品は高速ビジョンの応用アプリケーションを開発するための標準プラットフォームで、毎秒1000フレームの高速ビジョンセンサー、SoC FPGAを搭載した評価ボード、開発用ソフトウエアパッケージで構成されており、リアルタイム性を重視したカメラユニットアプリケーションと、汎用性を重視したホストアプリケーションを短期間で開発できる環境を提供する。
カメラユニットは、高速ビジョンセンサーおよびSoC FPGAで構成されたリアルタイムOSが動作するハードウエアで、ホストシステムに接続することで画像データ、センシング情報を取り込み、事象の確認や解析などを行うホストアプリケーションの開発が可能となる。
エクスビジョンは、東京大学石川渡辺研究室で研究開発されている高速画像処理技術の実用化を目指して設立されたベンチャー企業で、「HSV SDK」は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果、開発された。