エッジコンピュータ活用拡大
PD(プログラマブル表示器)は、コントローラの稼働監視やモニタリング、制御指示を行うタッチパネルディスプレイとして利用されている。
日本電気制御機器工業会(NECA)の統計によると、2016年度の出荷実績は国内が269億円、輸出が202億円の471億円だった。17年度上期は262億円と順調。国内向けは5.9%増の142億円、輸出は18.2%増の119億円で推移している。
最近は、PLC、各制御機器と柔軟に接続できる便利さから、製造現場のエッジコンピュータとしての役割を果たすものも出てきている。エラーやステータス、位置情報など機器の情報を集めて見える化できるほか、トラブル時の内容把握や簡単な現地調整なども可能。スマホやタブレットのような直感操作ができる製品や柔軟な画面構築ができるソフトウエア、無線接続タイプなどで使い勝手が高まっている。