【FA関連機器2018 市場・技術展望】FAセンサ検出用スイッチ 出荷額1200億円台乗せも

IoTなどで市場の拡大期待

FAセンサは、物の有無や計測、判別など多岐にわたる役割を果たす。スマートファクトリーやIoTで市場拡大が期待される分野の一つだ。

日本電気制御機器工業会(NECA)によると、検出用スイッチの2016年度の出荷実績は1087億円。国内が636億円、輸出が451億円となった。内訳は、非接触形が529億円、接触型が344億円、FA・インテリジェントが135億円、安全関連が77億円となっている。中でもFA・インテリジェントは前年比15%増と大きく伸長した。17年度上期は前年度6.3%増の603億円と順調に推移している。

代表的な光電センサは、LEDや半導体レーザを光源にした非接触センサとして使われる。最近は小型化と長距離検出、高い保護特性などが進み、検出距離メートル、保護特性IPKなどもある。近接センサは、耐環境性が良く、高温・多湿、防爆雰囲気、水中などで使用できる。6ミリ角の超小型タイプやオールメタルタイプも増え、金属体、非金属体の混流ラインでも使用できる。マイクロやリミットスイッチなどメカニカルセンサも、待機電力が不要なことやコストが抑えられることから採用が増えている。

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