【FA関連機器2018 市場・技術展望】リレー 17年上期出荷7.4%増

車載分野での需要広がる

リレーの市場規模は、日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計によると、2016年度は国内と輸出合わせて1570億4500万円。17年度は上期で834億9100万円、前年比7.4%増と順調に推移している。

用途はFA用から民生用、車載用と非常に幅広い分野で使用されている。近年、大きな市場になっているのが車載分野である。車載用は車の乗り心地向上と連動する形で需要が増え、車の生産台数以上に使用個数が増加している。さらに電気自動車の開発も追い風になっている。米調査会社のMarketsandmarketsによると、車載リレーの世界市場は17年に123億9000万ドルで、22年には167億ドル市場になると見込んでいる。

また風力発電も有望で、現在、世界で500万kWが50年には7500万kWになる見通し。制御装置と変換装置、所内盤、保護装置などにリレーが使われている。

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