20年には7兆円を見込む
端子台やコネクタ、ソケット、ケーブルアクセサリなどの配線接続機器は、用途が産業全般にわたり、社会インフラ整備やエネルギーに絡んだ需要が生まれている。またスマートファクトリーやIoTによる「つなぐ」という点から各方面で
配線接続機器への期待も高まっている。
日本電気制御機器工業会(NECA)の統計では、2016年度の接続機器は474億円。国内が253億円で、輸出が221億円だった。17年度上期は262億円で、前年比13.4%増で順調に推移している。
米調査会社のMarketsandMarketsによると、世界の端子台市場は2015年の32億1000万ドルから22年には46億4000万ドル規模に成長すると予測。汎用性が高く、多機能でインテリジェントなフィンガーセーフ端子台の需要拡大と、PCB市場の拡大などの要素がある。また産業情報調査会によると、世界のコネクタ市場は20年まで年平均4.7%で成長。20年には7兆円弱まで達すると予測している。