労働力不足で関心集まる
中国を筆頭に、世界で産業用ロボットの需要が急速に拡大している。IFR(国際ロボット連盟)では、世界の工場で稼働しているロボットの数は、2016年末の段階では188万台2000台で、20年には305万3000台まで増加すると見込んでいる。
供給の中心となるのが、安川電機やファナック、エプソンといった主要ロボットメーカーが名を連ねる日本メーカー。生産能力は16年に過去最高となる15万3000台に達し、現在、世界のロボット供給量の52%を日本メーカーが占めている。
日本のロボット産業の市場規模について、日本ロボット工業会は同会の会員と非会員の合計値で算出し、15年の年間生産額は5321億3200万円、16年は5466億2400万円と増加傾向。17年は第3四半期の時点で5203億7900万円と過去2年の年間生産額に匹敵し、年初予測の7500億円を大幅に上回る8000億円を突破するのは確実と見られている。