自動運転関連が追い風
オシロスコープやスペクトラムアナライザ、信号発生器、電圧・電流・電力測定器、通信用測定器などの電気測定器の市場は、電気自動車とそのインフラ周り、自動運転の開発、5G、IoT需要の拡大による投資増加を背景に堅調な伸びが進む。
日本電気計測器工業会(JEMIMA)によると、2016年度の電気測定器の売り上げ実績は前年度比9.2%減の1044億円。17年度の見通しは、1059億円と回復基調。以降は年平均成長率6.3%で成長し、18年度は1114億円、19年度は1193億円、20年度は1278億円、21年度は1353億円に達すると予測している。
特に5Gと自動運転に関連する車車間通信、路車間のV2X通信、IoTやLPWA、クラウド増加によるデータセンター関連の投資が見込める通信用測定器が12%の成長率で大きく拡大。21年度には、16年度から約200億円増加の538億円に達すると見込まれている。