自動車、電気など設備投資
バーコードや2次元シンボル、RFID、バイオメトリクス(生体認証)など自動認識機器の市場は、トレーサビリティや物流システムの効率化ニーズなどを背景に需要が拡大。またIoTでは個体識別と情報管理が必須なことから、さらなる拡大が期待される。
日本自動認識システム協会(JAISA)の出荷統計によると、2016年の自動認識機器市場の出荷金額合計は、前年比1.4%増の2387億円だった。主な内訳は、バーコードリーダが14.1%減の293億円、バーコードプリンタが1.2%減の404億円、バーコードサプライが2.9%増の1163億円、RFIDが11.8%増の451億円、バイオメトリクスが2.4%増の21億円、ソフトウエアが10.4%増の56億円だった。
17年は、自動車や電気、機械業界の設備投資需要に加え、個人消費の改善、流通やサービス業、医療での安定的な需要を見込み、前年比3.3%増の2466億円を予測している。