【各社トップが語る2018】東芝インフラシステムズ「総合力結集で強み発揮」

産業システム統括部 計装機器事業統括 岡庭文彦

東芝インフラシステムズは、2017年7月に分社したが、産業システム統括部の体制には変更なく、計装機器、モータ・インバータ、蓄電池・産業パワエレ機器などの製品群が属している。計装機器事業統括では、産業用コンピュータ、制御システム機器、計測機器(電磁流量計、マイクロ波濃度計)、圧延機器(鉄鋼計測機器)の4SBUを担当。

18年3月期の売り上げは、安定した状況で推移しており、特に産業用コンピュータは半導体製造や物流関連投資向けが好調。圧延機器も鉄鋼設備のリニューアル投資が行われていることから堅調に推移している。

産業コンピュータでは新製品として、昨年10月にスリムタイプの「FA2100T モデル700」を発売した。エッジコンピューティングを現場から支える耐環境性と処理性能の向上を図るとともに、物理的セキュリティも強化した。

また、同じく新製品の「ユニファイドコントローラnv-packシリーズ typeFR」は、産業用コントローラと産業用コンピュータを一体化することにより、自動制御と情報処理を融合。リアルなフィールド機器からの情報により、IoTのエッジコンピューティングを実現する、オープンなプラットフォームを提供できる。

昨年「ユニファイドコントローラnvシリーズ type2」で、制御機器のセキュリティ認証「EDSA」を取得、より安全・安心な環境で使って頂けるようにした。今年は、計測機器のマイクロ波濃度計「LQシリーズ」で、糖度や粘度などを測るアプリケーションにも拡販を進めていくほか、圧延機器では故障予知に向けたデータ収集機能内蔵を考えている。

当社グループの総合力を活用しながら、「得意な技術」で「特異な用途」を開拓して、長期的な視点で顧客とのさらなる信頼確立に繋がる取り組みを行っていきたい。

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