【各社トップが語る2018】シーシーエス「海外とUVビジネスに注力」

代表取締役社長 大西浩之

2017年12月期の売上高は、前年比で約16%の好調な伸びとなり、90億円程度となった模様。主力のMV(検査用照明)事業は、国内の半導体・電子部品業界向けを中心に好調に推移した。照明・電源だけでなくレンズやカメラなどもパッケージ化しソリューションとして顧客提案を行うことで、顧客側での工数を大幅に削減でき、好評を得ている。さらに、テスティングルームを増設している効果も出ている。海外は、中国での合弁解消の影響から、若干伸び悩んだ。

18年12月期の売り上げは、前年度比約10%程度伸ばす計画。国内MVでは、ネットワーク化や画像処理の進化に対応し、ソリューション提案力のさらなる強化を進める。海外MVでは、昨年6月に中国に現地法人として「CCSチャイナ」を設立した。中国市場での低価格ニーズに対応した「CCSチャイナ」ブランドと、高品質で細かなカスタム要望にも対応する「CCS」ブランドによるマルチブランド戦略を進めることで、中国市場での大幅なシェア獲得を狙う。

また、欧米でも今後、同様に現地ブランドを立ち上げ、マルチブランド展開を進めると同時に、現地SEの増強と現地ニーズを取り込んだ製品開発に注力する計画。

一方で、MV事業のノウハウを活かして事業展開を加速しているUV(紫外)ビジネスでは、UV-LEDの進化を背景に、UVインクの硬化、パネルの貼合わせなど以外にも用途が拡大しており、市場は急拡大している。当社は、ユーザーや材料メーカーとの共同開発を積極的に進めることで、小回りを効かした提案に繋げていく方針である。

オプテックスグループに加わって1年半経過したが、共同調達や開発だけでなく、海外展開の加速においても大きなシナジー効果が期待できる。

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