EPLAN Software&Service(横浜市港北区)は、2017年春に発表した回路図生成や流体動力設計を簡単かつ自動で行える「EPLAN Cogineer(コージニア)」を、EPLANプラットフォームとして正式にリリースした。Microsoft Azureをベースとした、クラウド型エンジニアリング・ソリューションとして提供する。
世界中どこからでも最新状態でアクセス
新製品は、デザイナーとプロジェクトビルダーという2つの機能で構成。デザイナーがマクロを使用してルールセットを生成し、プロジェクトビルダーが同ルールセットをもとに完全かつ部分的な回路図を自動作成する。
いずれの機能もクラウドから直接始められるようになっており、ライブラリやコンフィグレータはクラウド上に保存されるため、誰もが常に世界中のどこからでも最新の状態のプロジェクトにアクセスできる。
また、電気設計者がそれぞれ持っているノウハウや会社の資産をデータ化し、ライブラリに回路図の自動作成の基礎として蓄積することで、安全で効率的なデータ利用を実現。経験の少ない電気設計者でも、テンプレートと保存されたルールセットの集中ライブラリを使用することで、同等のクオリティの設計が可能となる。
なお、新製品はサブスクリプション方式を取り入れているため、投資リスクを気に掛けることなく、試験導入や効果測定に使用できるほか、繁忙期間には追加契約でライセンスを増設するなど、ユーザーの受注状況に応じて任意の期間、一時的に追加して利用することもできる。