チノー ライフサイエンス事業部発足 医薬・医療 温度管理需要に対応

チノーは、医薬・医療分野の温度管理需要拡大に積極的に対応するため「ライフサイエンス事業部」を新たに設置した。

近年、製薬産業のグローバル化により医薬品適正流通基準(GDP)への適応が日本国内でも求められるようになり、保管や輸送時の管理需要が急増。医薬品流通市場での温度管理需要はますます拡大することが予想される。

これらの需要の高まりの中、同社では本体に表示機能を有した温湿度計測用監視機能付き無線ロガーや多様な機能を有する計測データプロテクト機能付きグラフィックレコーダ、システム構築が容易な収録・監視パッケージシステム、電子記録管理パッケージソフトウエア等の製品で少点数から数千点までのPart11、ER/ES指針(電子記録/電子署名の要求事項)規制に対応した集中管理システムを提供してきたが、この度、成長を続ける医薬・医療分野を事業の柱の一つとすることを目標に、新事業部を発足することとなった。

同事業部では今後、コンピュータ化システムバリデーション等の高度な品質スキルが求められるエンジニアリングスタッフを拡充し、これまでの実績のある製品・サービスの対応力を強化するとともに、2018年度はIoTやクラウドに対応し、移動体でも利用可能な新型ロガー製品を投入することで、20年度に売上高5億円、25年度には10億円を目指していく。

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