河村電器産業(愛知県瀬戸市)とシュナイダーエレクトリックは、共同で大規模データセンター向けにカスタマイズ可能なラックを開発し、販売を開始した。
新製品は、最少1台からカスタマイズ可能なうえ、これまでラックをカスタマイズする場合は約3カ月かかっていた製造納期を最短で約1週間に大幅に短縮。
震度7クラスの地震の1.25倍の揺れに相当する耐震試験をクリアした堅牢性を有し、さまざまな幅、奥行き、高さに対応可能な豊富なラインアップをそろえている。
また、シュナイダーエレクトリックのUPSやラックマウントPDUなどの機器を搭載可能で、同社の冷却コンテイメント(EcoAisle)や局所冷却製品(InRowクーリング)にも対応できる。
両社は2015年からデータセンター、サーバールーム分野で協業。17年7月にはシュナイダーエレクトリックのUPS「Symmetraシリーズ」や「Smart-UPSシリーズ」を河村電器産業で販売する一方、シュナイダーエレクトリックでは、河村電器産業が開発した分電盤と自社の「Symmetraシリーズ」を組み合わせたソリューション製品を顧客に提案している。