日本フルードパワー工業会は11日、東京・港区の東京プリンスホテルで新年賀詞交歓会を開催した。
あいさつに立った永久秀治会長は「フルードパワー業界を取り巻く環境はおおむね良好のうちに推移した。下期に需要予測の見直しを行い、油圧機器は中国の建設機械需要がしばらく底堅いと判断して前年比前期比ともに15%プラス、空気圧機器も外需を中心に工場自動化がさらに強く伸びると判断して前年比前期比ともに25%を見込む。全体では8500億円近くに達すると上方修正をした。
18年の事業計画は、最新の情報収集、標準化などで産学連携、若手技術者の育成という3本柱を進めていく。IoTやAI、自動運転などの技術が産業構造を大きく変化させ、新たな事業機会と収益機会が生まれてくる。リスクに対応するための俯瞰的な視点と、変化を恐れないチャレンジ精神が一層求められている」と述べた。