オムロンの子会社として社会システム事業を担うオムロン ソーシアルソリューションズ(東京都港区)は、ドライバーが運転に集中できている状態かを判断する世界初の「ドライバー見守り車載センサー」を実用化したドライバー安全運転管理サービス「ドライブカルテ(DriveKarte)」を、物流・公共交通などの事業者向けに、今春から提供を開始する。
新製品は、センサーを既存の車両に取り付けることで、車両の走行状態とドライバーの運転集中度の両面から安全運転をサポート。センサーがドライバーのまぶたの開閉や顔の向きを検知し、居眠りや脇見など運転集中度が低下している場合は警告音で注意を促すとともに、運行管理者にメールで通知する。
また、急加速や急ハンドル、速度超過など車両の走行状態を検知し、データをもとに運転集中度指標と走行リスク指標として事業者に報告。これらの指標を活用し、事業者はドライバーの安全運転指導に役立てることができる
同社ではサービス開始にあたり、グループ会社のオムロン フィールドエンジニアリング(東京都目黒区)の社有車にセンサーを搭載し、2017年11月から公道での実証実験を行っている。