シーメンスは、世界中の半導体メーカーにばらつき考慮設計および特性評価ソフトウェアを提供しているカナダの大手プロバイダーSolido Design Automation(Solido社)を買収した。
ばらつき考慮設計と特性評価は、電力、性能、コストを最適化した先進の半導体製品を開発するうえで基本的な要素となっている。機械学習に基づいたSolido社独自のばらつき考慮設計および特性評価ソフトウェアは、40社を超える大手企業の生産現場で使用されており、必要とされる信頼性を提供し、時間とリソースを大幅に削減。他社の追従を許さないデータ・ビジュアライゼーションを実現することが実証されている。
シーメンスは、Solido社の買収により、同じく2017年4月に買収したメンター・グラフィックスのアナログ/ミックスシグナル(AMS)検証ポートフォリオを拡充して、自動車、通信、データセンター・コンピューティング、ネットワーキング、モバイル、IoTなどの用途にますます多く使用されるICの設計と検証の課題を解決していくとしている。