アズビルは、ビルディングオートメーション(BA)システム「savic-netシリーズ」に、IoT時代に対応し、既存製品との接続性を考慮した新ラインアップ「savic-net G5」を追加し、2月から国内販売を開始する。
savic-net G5は、オープンシステムへの対応を重視し、BACnetやModbusなどの国際標準の通信プロトコルを採用し、さまざまなメーカーの設備や機器を組み合わせ最適なシステムを構築することができる。
また、従来システム「savic-net FX2」の有する優れた操作性、システムの拡張性、365日連続稼働にも耐えうる冗長化機能などの高信頼化、長期保守対応といった優位性を継続して一層向上させている。
さらに、今後のビル向けクラウドサービスとしての、過去運転データや気象予報を活用した需要熱量予測や、工場稼働時に発生する熱の省エネ化対応など、設備運転にAIでの支援を応用することで、ビルだけでなく、工場などでも利用できる。
savic-net G5は、2016年からすでに海外で販売を行って評価を得ている。
同社の曽禰寛純社長は「今後の建物や工場市場でのライフサイクル型事業を拡大するうえで、savic-net G5はIoT時代を先取りして開発した製品である。この製品を起点に、企業の経営支援に貢献するソリューションを順次開発・提供してお客さまの持続的な成長に貢献していきたい」と語っている。