【流通各社トップが語る2018】岡本無線電機「次世代通信でIoT推進」

取締役社長 岡本弘

半導体、自動車、工作機械、ロボットなどをはじめとして、産業界全体が活況を呈する中で、当社の業績も堅調に拡大しており、2018年3月期の売り上げは前期比10数%増と計画通りになりそうだ。

電子部品を中心に、半導体、制御部品、測定器、工具など幅広い製品群を販売しているが、このところ販売製品が不足していることによる納期対応が大変で、営業提案もできづらい雰囲気になりつつある感じがする。いま、各方面でⅠoTへの対応が急速に進みつつあり、大きなビジネスチャンスが到来している。当社もセンサ、半導体を中心に扱い製品にはIoT化に向けて販売できるものが多く、色々な相談に対応できる。

現在期待して取り組んでいるのが、次世代のグローバルIoTネットワークとして注目されている「Sigfox」の拡販である。Sigfoxは、電池交換不要で低消費電力通信を実現できる技術であるが、IoTを支えるセンサモジュールと組み合わせ使用することで、IoT化を大きく推進するものと期待している。2月21日からインテックス大阪で開催の「関西IoT/M2M展」に出展してこれらの取り組みをPRするほか、5月に東京ビッグサイトで開催の「IoT/M2M展」にも出展を予定している。

当社では、半導体の独自設計ができるASICデザインセンターや、自動車のアッセンブルやハーネスなどに対応できる電装開発部、工場の設備や装置開発を行うマニュファクチャリング部など、幅広い業種のお客様の多様なニーズに応えられる取り組み体制を設けている。業界でいち早く実現したオンラインシステムによる情報管理と、全国規模の物流ネットワークで、最新エレクトロニクスの情報と物流の交差点「E-ジャンクション」を今後、ブラッシュアップし、お客様のニーズに応えていく。

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