代表取締役社長 浦野俊明
2018年3月期の上期売り上げは111%で推移しており、売り上げ、利益とも過去最高となって、売上高200億円を突破すると思う。販売先や販売製品とも万遍なく拡大できており、関西という地域では頑張れているのではないかと感じている。
また、技術ソリューションを担当する子会社のレックも、お客様の生産設備設計段階からパートナーとして活動しており、顧客幅の広がりと案件規模の大型化が進展している。景気拡大もあり、品不足などの納期トラブルもこのところ聞かれるが、当社ではメーカーとユーザーの間でお役に立つのが商社の役割として、納期管理を重視して取り組んで来ている。
現在、今年2月の竣工を目指して物流倉庫の増築を進めているが、今後の売り上げ規模にも対応できる物流システムの確立に向けて、効率化などにつながる積極的な投資を行っていく。
長期テーマとして05年からは「顧客感動」を掲げ、その実現に向け毎年サブテーマを決めているが、今年は「有言実行」で取り組んでいく。売り上げにはお客様との信頼関係が表れてくる。商社としてどうあるべきなのかという意識を各社員がしっかりと磨き、日々の積み重ねによる地道な取り組み努力をしながら、営業・技術的なソリューションの質を高めていく必要があるのではないかと思う。
IoT化が進展するなかで、こうした関連技術への対応へ、新入社員や中途などの若い社員を積極的に増やしながら、お客様にどんどん深く入り込んで行く営業活動を重視していきたい。
そのためにも、引き続き教育面の充実を図り、製品知識や技術力はもちろん、コンプライアンスや財務的な話題にも対応出来る総合的な人間力のある人物を育てていきたいと考えている。