代表取締役社長 瓦谷敏彦
2017年12月期の売り上げは前期比約5%増加することができた。利益も確保できており、設立以来57期連続の黒字経営を継続している。今期も5%ぐらいの売り上げ増を目指して取り組む計画であるが、産業界全般の好景気のなかで社員の採用が思うようにできない難しい環境にあり、営業活動にも少なからず影響が出ている。営業拠点をもう2カ所ほど開設したいと考えているが、社員採用の面からも保留している状態だ。
当社は生産ラインの制御部品、機械制御パーツなどの部品販売のみならず、技術面でもSEがしっかり営業をフォローし、計装システム、制御設計、メンテナンスまで一貫したテクニカルサポートを提供しながら、岡山を中心とした中国・四国・九州地域で10カ所の支店・営業所を設置して地域・顧客密着の体制で取り組んでいる。
営業社員が注文だけでなく、配達も担当することで、顧客との密着感を高めており、それが顧客から何でも相談いただける信頼感にもつながり、売り上げ拡大の効果も生み出している。インターネット利用などの顔の見えない販売とは違い、まさに「顔と顔」を突き合わせた対面販売であり、この方法は今後も持続していく考えである。
人手不足などもあり、ロボットなどを導入する取り組みが強まっている中で、まだ販売実績は多くないもののロボットや画像処理システムなどの扱いにも注力を始めているところだ。
隔年で開催している「新生テクニカルフェア2018」を、11月1、2日に岡山ドームで開催予定しており、現在準備を進めている。前回(16年)は70社超に出展をいただいたが、今回も同様の規模で開きたい。また、顧客への訪問展示会や、社内でのメーカー単独展も開いており、継続して実施していく。