代表取締役社長 西村浩
2017年12月期の売り上げは、前期比約15%増加し、利益も増えて増収増益となった。
産業用イーサネットの普及に伴い、光ファイバの加工、組み立てから工事まで一貫して対応できる当社の取り組みが取引先から評価されていることが拡販につながっていると思う。とくにこのところ注力して取り組んでいるEtherCATは、高速で確実な通信性という特徴に加え、省配線・省スペース・省工数などが他のネットワークに比べ優れているという評価を得ており、工場の生産設備などに加え、社会インフラ機器・設備での採用も増えている。
また、当社ではインターフェイス系のオリジナル製品メーカーとして、産業用イーサネット向けターゲットにしたパッチコードの販売に重点を置いて取り組んでいる。現在、FA-LANの産業用イーサネットパッチコードの細径(φ4.8、5.1ミリ)、標準、固定用、可動用、微可動用、短距離、長距離など、用途に応じたタイプを幅広くラインアップしており、RJモジュラープラグも加工して提供している。今後も「産業用イーサネットのオンリーワン企業」を目指して展開を強めていきたい。
一方、タイの現地法人も軌道に乗り繁忙を極めている。日本製品に対する引き合いも依然強いことから、日本メーカーでタイ市場へのアプローチができていない会社で販売の希望があれば拡販で協力していきたい。
これから日本を担う若い社員に、夢と希望を持って働きがいと生きがいを感じるような会社にしていくためにも、会社の売り上げだけでなく、利益率を上げるための付加価値の高いビジネスモデルを構築しながら、今年も取り組んでいきたいと考えている。